AI CODING AGENT SETUP GUIDE
Claude CodeとCodexの初期設定方法【Windows・Mac対応】
WindowsとMacでインストールし、ログインして、実際のフォルダで安全に使い始めるまでをOS別に解説します。コマンド操作が初めての方でも進められる構成です。
Claude Code
ターミナルやVS Codeから、ファイル確認、コード編集、コマンド実行を依頼できるAIエージェントです。Windows、macOS、Linuxで利用できます。
Codex
CLI、IDE拡張、デスクトップアプリで利用できるコーディングエージェントです。プロジェクトを読み、実装、テスト、レビューまで進められます。
1. 始める前の準備
最初に、作業用フォルダとアカウントを準備します。いきなり会社の重要データが入ったフォルダで試さず、練習用フォルダから始めてください。
必要なもの
- インターネットに接続できるWindows 10またはWindows 11のPC
- Claude Codeを使うためのClaude有料プランまたはAnthropic Consoleアカウント
- Codexを使うためのChatGPTアカウント、またはOpenAI APIキー
- PowerShellまたはWindows Terminal
- Git for Windows(Claude Codeでは推奨、チーム開発では両方に推奨)
練習用フォルダを作成する
Windows(PowerShell)
New-Item -ItemType Directory -Path C:\Projects\ai-agent-practice -Force
Set-Location C:\Projects\ai-agent-practice
OneDriveなどの同期フォルダは、ファイル競合や意図しないバックアップが起こることがあります。練習時は C:\Projects など通常のローカルフォルダを推奨します。
Mac(Terminal)
Spotlight検索を Command + Space で開き、「ターミナル」と入力して起動します。
mkdir -p ~/Projects/ai-agent-practice
cd ~/Projects/ai-agent-practice
Macでも、iCloud DriveやDropboxなどの同期対象外にした練習用フォルダから始めると、意図しない同期や競合を避けやすくなります。
2. Claude Codeの初期設定
Windowsはネイティブ版、Macは公式インストーラーを使う方法が簡単です。WindowsでLinux向け開発環境やサンドボックスを重視する場合はWSL 2を選びます。
PowerShellで導入
Git for Windowsを準備し、公式PowerShellインストーラーを実行します。
Terminalで導入
macOS 13以降で、公式シェルインストーラーまたはHomebrewを利用します。
ステップ1:Git for Windowsを準備する
Git for Windows公式サイトからインストールします。標準設定のままで構いません。インストール後はPowerShellをいったん閉じ、新しいPowerShellを開きます。
ステップ2:Claude Codeをインストールする
PowerShellを通常権限で開き、次の公式インストールコマンドを実行します。管理者として起動する必要はありません。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
WinGetを使う場合は、次の方法でもインストールできます。
winget install Anthropic.ClaudeCode
ステップ3:インストールを確認する
claude --version
claude doctor
claude が見つからない場合は、PowerShellを閉じて開き直してください。
ステップ4:ログインする
Set-Location C:\Projects\ai-agent-practice
claude
初回起動時に認証方法を選び、ブラウザでログインします。Claude Pro、Max、Team、Enterprise、またはAnthropic Consoleの契約に合わせて選択してください。
ステップ5:プロジェクトのルールを作る
プロジェクト直下に CLAUDE.md を置くと、毎回守ってほしいルールや実行コマンドをClaude Codeへ共有できます。具体例は後半で紹介します。
Mac:Claude Codeをインストールする
Terminalを開き、Anthropicの公式インストーラーを実行します。ネイティブインストールでは、更新がバックグラウンドで適用されます。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Homebrewで管理したい場合は、次のコマンドを使います。Homebrew版は手動更新が必要です。
brew install --cask claude-code
brew upgrade claude-code
動作確認と初回ログイン
claude --version
claude doctor
cd ~/Projects/ai-agent-practice
claude
初回起動時はブラウザでClaudeアカウントへログインします。Macのユーザー設定は ~/.claude/settings.json、プロジェクトルールはプロジェクト直下の CLAUDE.md に保存します。
3. Codexの初期設定
WindowsはPowerShell、MacはTerminalからCodex CLIを設定します。VS Code拡張やデスクトップアプリを使う場合も、プロジェクトの考え方と指示ファイルは共通です。
ステップ1:Codex CLIをインストールする
PowerShellで次の公式インストールコマンドを実行します。
powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://chatgpt.com/codex/install.ps1 | iex"
npm環境をすでに管理している方は、次の方法も利用できます。
npm install -g @openai/codex
ステップ2:インストールを確認する
codex --version
ステップ3:ChatGPTでログインする
codex login
ブラウザが開くので、利用するChatGPTアカウントとワークスペースを選びます。ブラウザを開けない環境では codex login --device-auth も利用できます。
ステップ4:作業フォルダで起動する
Set-Location C:\Projects\ai-agent-practice
codex
ステップ5:安全側の初期設定を確認する
個人設定は %USERPROFILE%\.codex\config.toml、プロジェクト固有の設定は .codex\config.toml に置きます。初めは既定の権限を維持し、必要な範囲だけ許可してください。
sandbox_mode = "workspace-write"
approval_policy = "on-request"
Mac:Codex CLIをインストールする
OpenAIの公式シェルインストーラーを使う場合は、Terminalで次のコマンドを実行します。
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh
Homebrewで管理する場合は、caskを指定してインストールします。
brew install --cask codex
動作確認と初回ログイン
codex --version
cd ~/Projects/ai-agent-practice
codex login
codex
Macの個人設定は ~/.codex/config.toml に保存します。Apple SiliconとIntel Macでは配布バイナリが異なるため、手動ダウンロード時はMacの「このMacについて」でチップを確認してください。
4. CLAUDE.mdとAGENTS.mdの作り方
AIエージェントへ毎回同じ説明を繰り返さないために、プロジェクトの目的、使用技術、実行コマンド、禁止事項をファイルへまとめます。
| 項目 | Claude Code | Codex |
|---|---|---|
| 主な指示ファイル | CLAUDE.md | AGENTS.md |
| 置き場所 | プロジェクト直下、または .claude/CLAUDE.md | プロジェクト直下。サブフォルダにも配置可能 |
| 書く内容 | 概要、ディレクトリ構成、起動方法、テスト、コーディング規約、触ってはいけないファイル | |
最初に使えるテンプレート
# Project guide
## Purpose
このプロジェクトの目的を1〜3行で記載する。
## Main directories
- src: アプリケーション本体
- tests: テスト
- docs: 運用資料
## Commands
- Install: npm install
- Start: npm run dev
- Test: npm test
- Format: npm run format
## Rules
- 作業前に既存コードを確認する
- 変更範囲を必要最小限にする
- 変更後は関連テストを実行する
- .env、認証情報、顧客データを出力しない
- 削除、公開、送信、課金を伴う操作は実行前に確認する
実際に存在しないコマンドを書かないことが重要です。まず人が手元で実行できるコマンドだけを記載してください。
5. 安全に使うための初期ルール
AIエージェントは文章生成だけでなく、ファイル編集やコマンド実行ができます。最初から全権限を渡さず、確認可能な範囲で運用します。
- 最初は読み取りや小さな修正から始める
- 書き込み範囲を作業フォルダ内に限定する
- コマンド実行前の承認画面を読み、「すべて許可」を安易に選ばない
- .env、APIキー、顧客情報、契約書をチャットへ貼らない
- 変更前にGitコミットまたはバックアップを作る
- 変更後は差分とテスト結果を人が確認する
- メール送信、公開、削除、課金、外部サービス更新は承認制にする
6. 初回動作確認で試す依頼
依頼文には「対象」「目的」「変更してよい範囲」「確認方法」を入れると、意図しない変更を減らせます。
7. よくあるエラーと対処方法
| 症状 | 確認すること | 対処 |
|---|---|---|
| claude / codex が認識されない | PATHが新しいPowerShellへ反映されているか | PowerShellを閉じて開き直し、where.exe claude または where.exe codex を実行 |
| irm が認識されない | コマンドプロンプトを開いていないか | PowerShellを開いてWindows用コマンドを再実行 |
| Claude CodeがGit Bashを見つけられない | Git for Windowsの場所 | C:Program FilesGitinash.exe の存在を確認し、公式設定にパスを指定 |
| Codexのブラウザ認証が完了しない | 社内ネットワークやブラウザ制限 | codex login –device-auth を試す |
| npm版で起動しない | Node.jsとnpmのバージョン、重複インストール | Windowsでは公式ネイティブインストーラーへ切り替える |
| 想定外のファイルまで変更する | 作業フォルダと指示ファイル | 変更範囲を明記し、workspace内の承認制設定へ戻す |
8. よくある質問
Claude CodeとCodexは両方インストールできますか?
可能です。同じプロジェクトで併用できますが、同時に同じファイルを編集させると競合するため、作業担当を分けてください。
プログラミング未経験でも使えますか?
利用できます。ただし、最初は読み取りと説明に限定し、削除や外部送信を伴う操作は行わせない運用が必要です。
Node.jsは必須ですか?
本記事で紹介したWindows・Mac向け公式インストーラーまたはHomebrewを使う場合、npmによるインストールのためだけにNode.jsを準備する必要はありません。npm版を選ぶ場合はNode.jsが必要です。
APIキーを設定する必要がありますか?
Claude Codeは対象のClaudeプランまたはAnthropic Console、CodexはChatGPTログインを利用できます。APIキー方式を選ぶ場合のみ、各社のAPI利用設定と従量課金の管理が必要です。
公式情報・更新確認先
インストール方法や対応環境は更新されます。実行前に公式情報も確認してください。
- Anthropic:Claude Codeのセットアップ
- Anthropic:Claude Codeの設定ファイル
- OpenAI:Codex CLI公式README
- OpenAI:Codex公式ドキュメント
本記事は2026年7月20日時点の公式情報をもとに作成しています。
